目次
ユーザーガイド
動作環境とインストール
- macOS 15 Sequoia以降 / Apple Silicon
- Mac内蔵カメラ、Webカメラ
- ダウンロードからdmgファイルを入手し、ダブルクリックで開きます。
- 開いたウィンドウのUtsushibi.appをApplicationsフォルダへドラッグ&ドロップします。
- Launchpadまたは「アプリケーション」フォルダからUtsushibiを起動します。
- 初回起動時にカメラへのアクセス許可を求められたら「許可」を選んでください。
アバターを選ぶ
最初はロボットのプリセットモデルが入っているので、VRMがなくてもすぐ試せます。UtsushibiはVRM形式(VRM 1.0推奨、VRM 0.xも読み込み可能)のアバターを使えます。サイドバーの「アバター」から「+VRMモデルを追加」で読み込めます。モデルの利用条件を確認の上ご利用ください。
追加したVRMは一覧に残り、行を押すだけで切り替えられます。VRMはコピーせず元のファイルを読み込むので、ファイルを移動・削除すると「ファイルが見つかりません」と表示されます。その行を押すと選び直せます。カメラ位置は映像左下のカメラに保存して切り替えられます。
自分で作る — VRoid Studio
- VRoid Studioで3Dキャラクターを作成できます。
- 作成後、「撮影・エクスポート」からVRMエクスポートで.vrmファイルを書き出します。
入手する — BOOTHなど
トラッキングを開始する
- サイドバーの「カメラ」で使うカメラを選び、トラッキング開始を押します。表情・まばたきから上半身・指先までアバターの動きに反映されます。
- 初回はカメラの使用許可を求められます(許可していない場合はシステム設定 > プライバシーとセキュリティ > カメラで確認してください)。
- アバターの見え方はプレビュー上のドラッグ / スクロールで調整し、映像左下のカメラに保存できます(→ 視点とカメラの操作)。
- サイドバーのカメラプレビューはクリックでぼかせます(画面共有時の映り込み防止)。
- 姿勢は「調整」の正面リセットで調整できます。
オンライン会議に配信する(仮想カメラ)
- サイドバーの「仮想カメラ」でカメラ機能拡張をインストールを押します(初回のみ)。
- システム設定の「ログイン項目と機能拡張」が自動で開きます。開かない場合は、システム設定 > 一般 > ログイン項目と機能拡張を自分で開いてください。
- 一覧の上にあるタブを「アプリ別」から「カテゴリ別」に切り替えます。ここを切り替えないとカメラの項目は出てきません。
- 「機能拡張」一覧の「カメラ機能拡張」右端の ⓘ をクリックします。
- 開いた画面でUtsushibiのスイッチをオンにして「完了」を押します(パスワードを求められたら入力してください)。承認が終わるまでUtsushibiを終了しないでください。「再起動後に有効になります」と表示された場合はMacを再起動してください。
- 仮想カメラ開始を押すと配信が始まります(ボタン下に「配信中」と表示されます)。
- オンライン会議アプリのカメラ選択で「Utsushibi Camera」を選びます。
3つの表示モード
Utsushibiのウィンドウには スタジオ / フローティング / 全画面 の3つのモードがあります。どのモードでもトラッキングと仮想カメラへの配信は動き続けるので、会議の途中でも自由に切り替えられます。
| スタジオ | 映像を確認しながらサイドバーで設定を変更できます。アプリ起動直後はこのモードになります。 |
|---|---|
| フローティング | アバターだけの小窓がデスクトップに常駐し、背景は透過で後ろのコンテンツを操作できます。「ウィンドウ」のフローティングモードボタン、または ⌘⇧Mで切り替えます。 |
| 全画面 | UIやサイドバーを非表示にして、映像だけをウィンドウいっぱいに表示します。配信前の確認や、この画面をそのまま画面共有したいときに便利です。映像右上のボタン、または ⌘⇧Fで切り替えます。 |
フローティングモードの使い方
- 元に戻るには、アバターをクリックして表示される「フローティング解除」ボタンを押します。⌘⇧Mでも戻れます。
- アプリを再起動したときは、必ずスタジオモードで起動します。
- 小窓のサイズは「ウィンドウ」で640×360 / 960×540 / 1280×720から選べます(手動リサイズも可能)。
- 小窓はドラッグで移動できます。小窓に映すアバターのカメラ位置は、スタジオモードのカメラバー先頭にあるフローティングカメラで設定します。
- アバターが描かれていない透明部分は、クリックが自動で背後のアプリへ素通しになります。
- 「ウィンドウ」のホバー中はアバターを隠すをオンにすると、小窓のアバターにカーソルを重ねている間だけアバターが透明になり、クリックも裏へ素通しになるため、隠れたコンテンツを窓を動かさずに確認・操作できます。オンの間は小窓をクリック・ドラッグできないので、解除はメニューバーか⌘⇧Mで行います。
- メニューバーのUtsushibiアイコンからも、モード切替・小窓のサイズ変更・「ホバー中はアバターを隠す」の切替・トラッキングや仮想カメラの開始 / 停止ができます。
シーンを選ぶ
配信映像のシーンは、サイドバーの「シーン」から5種類のいずれかを選べます。
| なし | アバターだけを透過で出力。デスクトップに重ねる表示向き |
|---|---|
| 単色 | 好きなカラーで塗りつぶし |
| 画像 | 好きな画像をそのまま表示 |
| アニメーション | 動きのあるシーンで楽しく |
| 3Dシーン | 立体的なシーンで臨場感たっぷり、カメラアングルも自由に |
視点とカメラの操作
プレビュー映像の上でのマウス・キー操作は、シーンの種類によって役割が変わります。
2Dシーン(なし / 単色 / 画像 / アニメーション)
| ドラッグ | アバターを移動 |
|---|---|
| ホイール / ピンチ | アバターの拡大・縮小 |
| カメラボタン | カメラの切替。+で今のカメラ位置を新しいカメラとして追加(合計5台まで)、カメラにカーソルを乗せると出る ⤓(今のカメラ位置で上書き)/ ゴミ箱(削除)で編集できます。C / ⇧Cでも切り替えられます。先頭のアイコンのボタンはフローティング表示の小窓にだけ使う別カメラです。 |
| クリック | ウィンドウ枠と「フローティング解除」ボタンの表示を切り替え(フローティング中のみ) |
スタジオモードと全画面モードで有効です(フローティング中はドラッグ = 小窓の移動)。
3Dシーン(カメラ操作)
スタジオモードと全画面モードで有効です(フローティング中はドラッグ = 小窓の移動が優先されます)。
| ドラッグ | カーソルの下にある点を軸にカメラを回転(覗き込みたい場所にカーソルを置いてから回すと狙いどおりに動きます) |
|---|---|
| ⇧(Shift)+ ドラッグ 右ドラッグ | カメラを平行移動(パン) |
| ホイール / ピンチ | ズーム(画角を寄せる・広げる) |
| W A S D 矢印キー | 視点移動。前後は見ている向きへ進み、左右は水平に平行移動します |
| Q / E | 視点の下降 / 上昇 |
| ⌥(Option)+ 上のキー | 構図を微調整したいときにゆっくり視点移動(1/10の速度) |
| 席ボタン | 席の切替(席が複数あるシーンのみ表示)。カメラは席に対する相対位置なので、席を変えても同じアングルでアバターを追います。Z / ⇧Zでも切り替えられます。 |
| カメラボタン | カメラの切替(既定は1カメ = 正面、2カメ = 背面)。+で今のカメラ位置を新しいカメラとして追加(合計5台まで)、カメラにカーソルを乗せると出る ⤓(今のカメラ位置で上書き)/ ゴミ箱(削除)で編集できます。C / ⇧Cで順送り・逆送りもできます。先頭のアイコンのボタンはフローティング表示の小窓にだけ使う別カメラで、ほかのカメラとは独立してカメラ位置を持てます。 |
| 自動ボタン / X | おまかせカメラに切替。保存したカメラとは独立して、発話や顔の検出状況を見ながら寄り・引き・回り込みをゆっくり動かし、構図の切替(カット)も自動で判断します。カメラを手動操作すると解除されます。 |
ディスプレイに好きな画像を
3Dシーンのディスプレイに、好きな画像を表示できます。シンプルルーム・ゲーミングルーム・ウッドルーム・カプセルルーム・チャイニーズルーム・サクラティーハウス・スカイヴィラで使えます。チャイニーズルームでは掛け軸と屏風、サクラティーハウスでは掛け軸の画像を変更できます。ロゴや告知、イラストなど配信映像の演出にどうぞ。
| 画像を設定する | サイドバーの「シーン」にある「ディスプレイ」の行(ディスプレイ1・2…)で「⋯」から変更を選び、画像ファイルを選びます。設定はシーンごと・画面ごとに保存されます。画像はコピーせず元のファイルを表示するので、ファイルを移動・削除すると既定の画像に戻ります。 |
|---|---|
| どの画面か確かめる | 「ディスプレイ番号を表示する」をオンにすると各画面に番号が表示され、設定の行と突き合わせられます。 |
| 元に戻す | 「⋯」から解除を選ぶと、既定の画像(薄いUtsushibiのロゴ)に戻ります。 |
写真に残す
今の映像を撮影して保存できます。タイマーでカウントダウンも。写真は配信と同じ1920×1080のPNGで、アイコンやサムネイル、SNSの投稿にどうぞ。
| 撮影 | プレビュー右下の「撮影」バーにあるシャッターボタンで、その場で1枚保存します。 |
|---|---|
| タイマー撮影 | ストップウォッチのボタンで、選んだ秒数(既定は3秒)のカウントダウン後に撮影します。カーソルを乗せると3 / 5 / 10秒から選べ、選んだ秒数を次回も使います。カウントダウンとフラッシュは写真には写りません。 |
| 保存先 | 既定はピクチャフォルダ内の「Utsushibi」です。サイドバーの「撮影」から変更できます。保存後のトーストの「ファイルを開く」で、すぐに確認できます。 |
サイドバーの説明
各セクションは見出しのクリックで折りたたみ / 展開できます。
| カメラ | 使用するカメラの選択とトラッキングの開始 / 停止。カメラプレビューはクリックでマスクでき、画面共有時の映り込みを防げます。 |
|---|---|
| 仮想カメラ | 「Utsushibi Camera」としての配信の開始 / 停止と、カメラ機能拡張のインストール。 |
| ウィンドウ | フローティングモードへの切替、表示する角(四隅)、小窓サイズ(640×360 / 960×540 / 1280×720)、ホバー中にアバターを隠すかの設定。 |
| アバター | プリセットアバターやVRMファイルを選択。 |
| シーン | 配信映像のシーンの選択(→ シーンを選ぶ)。ディスプレイのある3Dシーンでは、画面に映す画像も設定できます(→ ディスプレイに好きな画像を)。 |
| テーマ | アプリの外観テーマ(ライト / ダーク / ネオン)とメインカラーの変更。 |
| 撮影 | 写真の保存先の設定(→ 写真に残す)。撮る操作はプレビュー右下の「撮影」バーで行います。 |
| プロファイル | アバターやシーンなどの設定を名前を付けて保存でき、切り替えられます。 |
| 調整 | 動きのスムージング、スタビライザー(同じ姿勢を保っているときの細かな揺れの抑制)、まばたき感度、ミラー表示、上半身・手指トラッキングのON/OFF、正面リセット(現在の姿勢を正面として記憶)。 |
| 表情 | 笑顔やまばたきなど、各表情の効き具合の微調整。VRoid製モデルでは「詳細表情」をONにすると、眉や目をより細かく動かせます。 |
ショートカット
| ⌘⇧M | スタジオモード ⇔ フローティングモードの切替 |
|---|---|
| ⌘⇧F | スタジオモード ⇔ 全画面モードの切替 |
| C / ⇧C | カメラの順送り / 逆送り |
| X | 自動カメラのオン / オフ |
| Z / ⇧Z | 席の順送り / 逆送り(3Dシーンで、席が複数あるシーンのみ) |
| ⌥1〜⌥5 | プロファイルの切替(一覧の上から何番目かを数字で選ぶ) |
これらのキーはUtsushibiのウィンドウを選択している間だけ有効です(他のアプリ本来のショートカットを妨げないため)。フローティング中は透明部分がクリックを素通しし、ウィンドウを選択できないことがあるので、アバターのクリック(「フローティング解除」ボタン)か、メニューバーのUtsushibiから「スタジオモードへ」で戻れます。3Dシーンの操作キー(W A S D / 矢印 / Q E / C V)は、スライダーや入力欄を操作している間は効きません。
困ったときは
| アバターが動かない | 「カメラ」でカメラを選び直し、トラッキング開始を押してください。システム設定 > プライバシーとセキュリティ > カメラでUtsushibiが許可されているかも確認してください。 |
|---|---|
| カメラ機能拡張をインストールできない | Utsushibi.appが/Applications配下にあることを確認してください。承認画面はシステム設定 > 一般 > ログイン項目と機能拡張にあります。 |
| 承認したのに仮想カメラを開始できない | 承認した直後の初回だけ、Utsushibi自体の再起動が必要です。サイドバーに出る「Utsushibiを再起動」を押してください。 |
| 会議アプリにUtsushibi Cameraが出ない | カメラ機能拡張の承認後に会議アプリを再起動してください。「再起動後に有効になります」と表示された場合はMacの再起動が必要です。 |